マーカー基礎論2 〜左右(x軸)編〜

こんにちは、ダーウィンです。

前記事ではマーカーの基本的な考え方として、三次元空間で考えることについて書きました。

 

tokyodarwin.hatenablog.com

 

続きましてマーカー基礎論2ではx軸について考察します。 

これはマーカーをする時に一番初めに考えられることですね。


正しい位置を取るための判断材料は

①どこからどこまで守ればいいか。

②相手の持ってるディスクの位置。

③無視していいスローワーの動きかどうか。

この3つです。


①どこからどこまで守ればいいか

・バックとサイドは左右対称ではありません。

ピボットから測るとバックのほうがリリース位置は遠く、サイドの方が近いです。

投げるまでの時間も同様です。なので、マーカーのx軸の中心はピボットより少しバック側の位置になります。

 
・スローワーの特徴を見抜きましょう。

特徴を見抜くとは、リリースポイントとその位置で投げる確率、つまり期待値を見抜くことです。バックが遠目なのか、サイドが遠目なのか、サイドが好きなスローワーか、バックが好きなスローワーか、今警戒しなきゃ行けないスローはどれか(マーカーだけの話じゃないので今回は割愛します。)、このあたりから、サイド寄りに立つべきかバック寄りに立つべきかを判断します。

 
②相手の持ってるディスクの位置

・これによって、ディスクが投げられるまでどれだけ時間がかかるのかを見ます。サイドは基本的にリリースが早いです。バックは踏み込むのに時間がかかります。リリースの早いスローワーが、投げやすい位置にディスクを持ってたらそれを止められる位置に予めいなきゃいけません。(手を出しておくことも含む)

・裏を投げられてはいけないと言って、相手がサイドスローを構えているのに裏側に立っておく必要はありません。

 
③無視していいスローワーの動きかどうか

・無視していい動き:フェイク

スローワーを観察しましょう。絶対投げない動き、結構あります。それについていってしまうと絶対間に合いません。体が反応してしまうこともありますがダメです。無視します。

・無視していい動き:戦術的に投げられていいところに投げようとする時

チームの方針としてどの位置のどのスローは投げられていいのかを共有していることが前提ですが、当然それを追う必要はありません無視します。例えばゲインのない裏展開など、他を守るためにやられてもいいという決め事があるのに無駄に被ってしまうとやられちゃいけないところやられます。または、オープンスローをカットしようと食い意地を張っちゃって裏に投げられてしまった、なんて経験誰でもあるのではないでしょうか。我慢です。


これでx軸のどの辺にいればいいか判断できると思います。それぞれの要素のうち、どれの影響が大きいか、優先順位を決めればいいです。また、全部考える必要はありません。試合をしていて、試合全体にしろ、1対1にしろ、これいやだなあ、と感じた時に優先すればいいです。

例:キーマンのサイドシュートで点を取られまくってるからサイド寄りに立とう!

例:このスローワーは左手のクイックなスローで状況打開してるやん!左手がかかったら手を初めからディスクの前に出しとこう!

例:このスローワーはサイド投げるまで時間があるからバック寄りに立っていてもサイドスロー投げる時には間に合うぞ!

 

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マーカーの例

以上、x軸についてはこんなところでしょうか。

引き続きy軸とz軸とθについても書いていきます。

ありがとうございました。