マーカー基礎論5〜角度(θ)編〜

こんにちは、ダーウィンのひろみちです。

マーカー基礎論最終章は角度についてです。

x、y、zについては別の記事で書いておりますので是非そちらも併せてご覧ください。


さて、マーカーの角度のポイントはズバリ

投げられうる角度のうち、マーカーに分担された方向を端から止める。』

です。当たり前のことしか言いません。


1.アンハメ側

2.ハメ側


で分けて考えて行きます。

 

1.アンハメ側

アンハメって言葉はどこまで通用するんだろう。オープンサイドって言ったほうがいいのかな。

わかりやすいので極端な例(サイドアップ、アンハメ、ラインぎわ)を書きます。

図1の、オレンジから時計回りで黄色までが投げられうる角度です。投げられてもいいところがどこなんだ、とかディフェンスはもっと守らなきゃダメだろとかは役割分担の話なので一旦おいておきます。

図1のように全て同じ角度で入った場合、コート外の守らなくていいところを守っていて、守れている範囲が狭くなってしまっています。

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図1

そこで、図2のように守るべき範囲の端から守れば、インサイドにもプレッシャーがかけられます。

問題の角度については、この解き方があってるのか知らないけど、アンハメでは『結構平らにしないとコート外を守っている事になる』。とだけ覚えておけば良いかと思います(笑)

あと当然バックの方がリリースが遠いので、バックアップとサイドアップで角度も異なりますのでご注意ください。

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図2

2.ハメ側

ストロングサイドです。ストロングサイドのマーカーが守るべきエリアはめちゃめちゃ広いです。よって角度も様々です。チームで決めた優先順位、対戦相手、カウント、スローワー、風、位置によって守るべきところを見定める必要があります。

ただ、マーカーが裏ケアをしている時にやることを一点だけ書いておきます。

図3のようにハメ側で裏ケアをしている場面を想像してください(実際はスローワーはバックスローを構えていると思われる。)

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図3

それ自体はいいのですが、図4のようにディフェンスが頑張って押し込んだあと、グレーの部分はマーカーが守る必要のないエリアになります。

ディフェンスは押し込めたらマーカーに声を出してインサイドケアなりに戻してあげることで、より幅広いスペースを二人で守ることができます。

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図4

投げられうる角度を意識することで、より守れるエリアの広いディフェンスが実現します。

以上です。

マーカーの角度の話から少し逸れましたが、ハメ側のマーカーの精度はトラップの完成度に直結します。

マーカー基礎に加えて、役割分担や2対2など、トラップの性質なども含めて考えていきましょう。

ありがとうございました。