フェイクに引っかからないために〜剣道の教え「遠山の目付」〜

こんにちは、ダーウィンのひろみちです。

本ブログはチームで運営しています。そうですみんなで協力できる良いチームなんです。ダーウィンは全ての地球人を歓迎します。


さてさて、今日は大学の時に単位の数合わせで受けていたスポーツ科学だか運動科学だかの授業でやった内容を紹介します。知ってるだけでレベルアップ間違いなしの内容です。

 
目次

・「遠山の目付」とは?

・実験!〜僕に40秒だけください〜

・アルティメットへの応用〜なぜ人は騙されるか〜

 

 

・「遠山の目付」とは?

日本辞典より引用

"えんざんのめつけ【剣道】

[遠山の目付]

目は相手の顔面につけるが、一点を凝視するのではなく遠い山を見るように、相手の体全体を視野に入れること。 "

 


精神論、仕事論的な文脈で使われることも多いですが、もともとは剣道の言葉のようです。

剣道だと、特に相手の剣先を見るのではない、ということがポイントのようです。知らんけど。

 


・実験!〜僕に40秒だけください〜

 悪いことは言わないので、騙されたと思って僕に40秒だけください。

まず、家族、恋人、友達など、そばにいる人と2人1組になってください。そばに誰もいない人はドンマイ。そして、オフェンスとディフェンスを決めてください。次に、向き合ってお互いに手を前に伸ばして、手のひらの位置を合わせてください。くっつける必要はありません。

オフェンスの人は、手のひらを十字、上下左右に20秒程度、早く動かし、ディフェンスの人はそれを掌で追いかける、ということをしてみます。(スタート真ん中⇨上⇨真ん中⇨下⇨真ん中⇨右⇨真ん中⇨上⇨真ん中⇨・・・といった感じ。ディフェンスを置き去りにしてどんどん動かしてください。)

1回目は、ディフェンスはオフェンスの手のひらを見て追いかけてください。

2回目は、オフェンスの奥遠くにある山をイメージして、そこに目をつけながら追いかけてみてください。

反応速度に明らかな差が出ます。是非やってみてください。

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図1


・アルティメットへの応用〜なぜ人は騙されるか〜

ここではフェイクについて

スローワーとマーカーの関係におけるフェイクと、

オフェンスのカットのフェイク

をイメージして話します。

 

なんでもそうですが、人が騙される理由として

①誤情報を見抜けないこと

②急な判断を迫られること

があると思います。

①については、実験をやった方はおわかりの通り、基本的に、遠山に目をつけながらやってみると、大きな動きを捉えることができ、変な小細工に引っかかることが激減します。

②については、アルティメットの場合、

優先順位を設定し、落ち着いて対応するところと勝負するところをはっきりさせることで、いずれも慌てることなく、相手の動きをみてからゆっくり判断すればよくなります。


マーカーの理論も、ディフェンスの理論も、優先順位を設定し、優先順位の高い方①を立ち位置で選択肢から消して、優先順位の低い方②に出来るだけプレッシャーかける。
という原則で構築してます。

 
立ち位置で止めてる方(優先順位①)は自分がいるだけで止まってるんで、無視またはゆっくり落ち着いて対応すればいいです。

自分がプレッシャーかける方(優先順位②)は欲張らずに、100%くる!って時とか、ディスクが出た後とか、選択肢として絞り込めた時に行けばいいです。

例:自分が裏をケアして立っているので、嫌なところに裏は投げられない。裏側への細かい動きは全部無視。相手が本気で裏投げようと踏み込んだ時に対応しよう。そしてそれができる範囲でインサイに出来るだけプレッシャーをかけよう。

例:ミートは自分が立ち位置で優位なので、半身で走ればある程度止められる。シュートはある程度半身で追っといて、相手が本気走りになったり、アップコールが聞こえたら全力で走ろう。

など。

 

ただし、プレッシャーかけないのもまた悪なので、食い意地張ってミスって怒られて、我慢しながら挑戦をして、行けるとこまで行ってみて、でもまたやられちゃダメな方やられて、を繰り返すことで、プレッシャーをどこまでかけれるのか見極めていけばいいと思います。

 
優先順位をつけずに、2種類以上やられうる、どっちくるかな、さぁ!オフェンス!どっちでも来い!ってときは、もうオフェンスの出たとこ勝負なので、そりゃ引っかかりますよね。オフェンスの出たとこ勝負してるんですから。それに追いかけっこは急な判断が迫られすぎています。

とにかく頭の中で優先順位を設定して、落ち着いて対応するところと勝負するところをはっきりさせること ≒ 可能性を想定して、余裕のある対応マニュアルを持っておくこと

が重要です。

 

フェイクについては以上です。

実験、是非やってみてください。

ありがとうございました。

 

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